平成26年度PA会一般研修(第4回)開催報告

平成26年9月5日に、大阪工業大学専門職大学院知的財産研究科教授の髙島喜一先生を講師にお招きして、第4回一般研修「現行審査基準とその問題点 -進歩性判断を中心として-」を開催致しました。本セミナーは、新規合格者からベテランまで33名の先生方に御参加頂きました。

本セミナーでは、現行審査基準に基づく進歩性の判断に関して、「炭素膜コーティング飲料用ボトル事件」、「換気扇フィルター事件」及び「半割り式研磨ロール及びそのコア金具事件」を例に裁判所における判断の変化や後知恵についての注意点、進歩性主張時の注意点を御解説頂きました。とりわけ、進歩性判断における、構成の容易想到性、効果の参酌並びに課題設定の容易性について、髙島先生ご自身のご意見も交えつつ御講演頂きました。

セミナー後に行われた懇親会では、多くの受講生が参加され、ざっくばらんな雰囲気で、交流を深めていました。

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